国立精神・神経医療研究センター神経研究所病態生化学研究部

東京科学大学NCNP脳機能病態学分野
Department of Biochemistry & Cellular Biology

大学院生・ポスドクの募集

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大学院生募集

当研究室は、東京科学大学(旧東京医科歯科大学)、東邦大学、明治薬科大学の連携大学院です。 当研究室で研究をして学位を取得したいという方は、星野(東京医科歯科大学・連携教授、東邦大学、明治薬科大学・客員教授)までご連絡ください。色々な選択肢がありますので、ご相談しましょう。意欲と熱意溢れる方と一緒に研究をすることを期待しています。

ポスドクの募集について

ポスドク(博士研究員)は随時募集しております。特に日本学術振興会の特別研究員(PD)にアプライする方は歓迎します。 またそれ以外の場合でも、当研究室で博士研究員として研究を 行うことに興味のある方は御相談下さい。 意欲と熱意溢れる方を希望します。星野までご連絡ください。

MESSAGE

メッセージ

国立精神神経医療研究センター神経研究所

当研究所は、昭和53年4月に、神経・精神・筋に関する基礎研究およびそれらの病態の研究のために設立された厚生労働省の所管の研究機関です。
昭和61年には国立癌センターなどと同様な、日本で3番目の高度専門医療センター(ナショナルセンター)として国立精神神経センターに改組されました。
さらに、平成22年に、独立行政法人・国立精神神経医療研究センターへと改組されました。国立精神神経医療研究センターは東京都小平市に広大な敷地を有しており、新宿駅から30分圏内にあるとは信じられないくらい、静かで研究を進めるのに良い環境に包まれています。
また、厚生労働省管轄のナショナルセンターであるため、優れた研究機器と豊富な研究費を使って世界の最先端の研究を行うことができます。

星野研究室について

当研究室は、2007年10月に星野幹雄が京都大学医学研究科から赴任してできた、新しい研究室です。
星野は、とくに神経系の発生・機能に関する基礎研究を志向しており、これまでに神経系の発生に関して重要な研究成果をあげてきたと自負しています。
神経研究所においては、その恵まれた研究環境を生かして、さらなる成果を上げて行きたいと考えています。

大学院生 大募集中!

脳・神経系に興味がある方、医学・生物学の研究を行ってみたいという方、大学院において何か一つ「やり遂げた」という充実感を求めている方、学位取得後は海外留学したいと考えておられる方、国立研究機関の恵まれた実験環境で大きな仕事をやりたいという野心溢れる方、 どのような方でも「やる気」と「意欲」がある方ならば、大歓迎です。今までの専門などは問いません。
楽しく一緒に研究をやって下さる仲間を大募集しております。
当研究室は、東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)、東邦大学、明治薬科大学との連携大学院となっており、またいくつかのルートで大学院生を受け入れることができます。
いつでも、お気軽に、星野(hoshino★ncnp.go.jp)までご連絡下さい。メールでも電話でも結構です。(★は@に変更してください)
是非、一度見学に来てください。

Q&A

よくある質問

大学院生に対する指導方針について教えてください

当研究室では、「世界で戦える一流の研究者」を育てることを目的としています。
つまり、将来、科学者・研究者・サイエンティストとして活動をし、生計を立てられるようになるだけでなく、その研究成果を世界へと発信していけるだけの人材を育成することを目指しています。 そのために、基本的には博士課程まで進む意志のある方を対象としています。
ですがきちんとした研究を行って下さるのであれば、修士までで卒業して就職される方も歓迎です。
研究者として必要な能力を身につけて頂くために、当研究室では、各研究者には独立した一つの研究テーマを担当していただきます。
そして、研究計画の立案、実験の遂行、実験結果の解釈と研究計画の微調整、学会発表、論文の作成から受理まで、という過程を本人が責任を持ってやり遂げることになります。 そのために、研究室内の協力体制を緊密にし、また経験のある研究者が懇切丁寧に指導するシステムをとっています。
緊密な指導を受けながらこれらの諸過程を経験することによって、大学院卒業時(学位取得時)には、世界で戦っていける研究者としての必要な資質を身につけるようになれるはずです。実際にこれまで星野がスーパーバイズした大学院生は、以下のように成果を出しています。

学位を取得した7名のうち、すでに2名がさきがけ研究員となっています。
N.M 京大博士課程(2002年卒、学振DC1)現職・京大白眉プロジェクト、リーダー(PI),さきがけ研究員、在籍時業績・JBC(2002)MCN(2003)他
M.Y 京大博士課程卒(2005年卒)現職・Meyrland Univ.留学中(海外学振)在籍時業績・Meck.Dev(2002), JNS(2005), GEP (2003), Nat Cell Biol. (2005, 共著) T.K 京大博士課程卒(2004年卒)現職・さきがけ研究員、慶応大講師、さきがけ研究員、在籍時業績・EMBO J(2003), Nat Cell Biol(2006), Neuron(2010) 他
S.N 京大博士課程卒(2005年卒、学振DC1)現職・理研CDB、博士研究員、在籍時業績・Neuron(2005)
Y.N 京大博士課程卒(2010年卒)現職・同志社大学、脳科学研究科 助教、在籍時業績・JBC(2009)他 、若手研究BM.O、京大 修士修了後、就職
M.Y 京大博士課程卒(2010年卒、学振DC2)現職・国立精神神経医療研究センター博士研究員(学振PD)在籍時業績・JNS(2007), Development (2009、共著), Sicence Signaling(2010, 共著) 他
T.F 京大博士課程卒(2012年卒、学振DC1)現在・国立精神神経医療研究センター博士研究員、在籍時論文・Development(2009), JNS(2009共著)他

どのような研究テーマを選ぶのか?

我々は、複雑かつ精緻な、脳・神経系がどのようにして創り上げられるのか、その分子機構について興味を持っていますので、その方向性に沿った研究テーマとなります。 簡単に結果が出せる枝葉末節的な研究をやるつもりは全くなく、本当に医学・生物学の発展に貢献できる、意味のある研究のみを行うというのが、当研究室のスタンスです。
ですので、論文は数を多く出すというよりも、本当に重要かつインパクトのある(短報ではなくて)フルペーパーを、筆頭著者として大学院の期間内に1報出すことを最低限の到達目標としています。
我々の過去の論文リストを見て頂ければ、Top Journalに出た論文の割合が多く、それ以外の小さな論文が少ないことがわかって頂けると思います。
また、それぞれのテーマを抱えた研究室内の仲間同士の交流も盛んで、お互いの得意分野で協力しあっておりますので、共著の論文は数多く出すことができると思います。

本当にきちんと指導してもらえるの?

はい。ご安心ください。大学の研究室ですと教員の数に対して学生の数が多いので、概して一人一人の大学院生に目が行き届きにくいのですが、当研究室では大学院生よりも博士を取得した研究者の数の方が多いくらいですので、きめの細かい指導が可能となります。
また、毎週ミーティングを行い、実験結果の報告と検証、そして今後の実験計画の微調整などを行っているので、自分の研究方向がだんだんそれていってしまうような事態も避けられます。

1人1研究テーマで、本当に世界の研究スピードに対抗できるのか?

はい、以下に書くような理由によって、大丈夫だと信じています。
確かに、研究における国際的な競争が激しくなる中で、真に価値のある、世界をリードするような成果を発表しつづけるのは、必ずしも簡単ではありません。 そのため、複数の研究者(大学院生を含む)が1つのテーマで研究し、1つの論文を発表するという現象が、国内外の研究室では多く見られるようになってきました。
激しい競争を勝ち抜く上でやむを得ない部分もあるとは思いますが、これでは大学院生として身につけるべき実験立案・遂行・論文作成能力の習得がおぼつかなくなってしまいます。 そのため、当研究室ではそのような体制は原則としてとりません。
そのため、1人1研究テーマ体制でも世界に伍して戦っていくために、一人の実験者が効率良くなるべく多くの実験ができるようなシステム作りに腐心しております。 大学ですと、とかくいろいろな雑用(実験器具の洗浄・管理やその他)なども学生さんに回ってきて、実質的に実験を行う時間が削られてしまいがちです。 当研究室では、技術員がそのような下支えをしてくれておりますので、その分実験に集中することができます。
また、国立研究機関ゆえに機器等が充実しておりますので、各種機器を用いることによって、実験の作業を自動化・効率化し、一人の研究者でも効率よく、早く実験を進めることが可能になっております。
たとえばDNA自動分離装置を用いれば、実験を終えて自宅で寝ている間に、機械がプラスミドDNAを分離してくれますので、翌朝からそのDNAを用いた実験を開始することができます。 実際に、我々の過去の業績のほとんどは、1人1テーマによってなされた研究です。
また、研究者各自が1テーマずつを抱えていますが、自分の得意分野などでお互いの研究に協力しあっていますので、共著の論文は数多く出せます。

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